谷嘉浩先生による講演 司法書士会における裁判のIT化対応の現状と未来-AI利用の可能性にも触れながら
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講演動画について
この動画は,大阪司法書士会会長である谷嘉浩先生に,科研基盤B(模擬裁判調査)の「裁判のIT化研究(研究課題/領域番号 23K25574)」に関連して講演をして頂いたものです.
講演の実施日時は,2025年3月12日午後6時から午後8時でした.谷先生ありがとうございました.
なお,以下のURLからは,講演会時に配布して頂いた資料(PDFファイルで15枚)を,私的利用に限ってダウンロードすることが可能となっています(講演用に特別に作成して頂いたものですので,動画や添付ファイルの別サイトでの、再公開は禁止します).利用依頼,ご質問等は,科研代表の樫田美雄(kashida.yoshio@nifty.ne.jp)までよろしくお願いします.
なお、以下には動画目次も記載しておりますので、適宜、ご活用ください。YouTubeを開いていただければ、概要欄にタイムスタンプがありますので、部分的に確認したい場合にはそちらをお使いください。
日本の皇室は、長い歴史と伝統をもつ制度である。しかし、現代社会の変化の中で、皇室制度はいくつかの重要な課題を抱えている。その中心となるのが、皇位継承の安定と、天皇の公務の在り方である。
まず、皇位継承の問題についてである。現在の皇室典範では、皇位は「男系の男子」に限って継承されると定められている。ところが、少子化の影響などにより、皇族の人数は減り続けており、将来も安定して天皇を引き継げるのかが心配されている。平成17年に設置された「皇室典範に関する有識者会議」では、この問題に対応するため、女性天皇や女系天皇を認めること、また女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」を創設することが提案された。これらは皇族数を確保するための現実的な案であったが、伝統を重視する立場からの反対意見も強く、最終的に皇室典範の改正は行われなかった。
次に、天皇の公務と高齢化の問題である。天皇は日本国憲法により「象徴」とされているが、その役割は形式的なものだけではない。被災地を訪れて人々に寄り添ったり、全国を回って国民と交流したりするなど、非常に多くの公務を担っている。平成28年、当時の天皇陛下は、ご自身の高齢化と体力の衰えに触れ、これまでと同じように公務を続けることが難しくなるのではないかというお気持ちを表明された。この発言は、天皇が退位する、いわゆる「譲位」の問題を国全体で考えるきっかけとなった。
政府はこの問題に対応するため、有識者会議を設置し検討を行った。その結果、皇室典範を恒久的に改正するのではなく、一代限りの特例として譲位を認める法律が制定された。これにより、平成から令和への皇位継承は円滑に行われた。しかし、この方法はあくまで一時的な対応であり、将来も同じ問題が起こったときにどうするのかという点は解決されていない。
【動画目次】
00:00 挨拶
02:21 日本における裁判手続きにおけるIT化の流れ
05:48 旧法律下でのIT化 09:59 民事裁判提出システム(Mints)
13:05 民訴法改正に向けた日司連の取り組み
17:22 民事訴訟法等の改正に関する法律の最終施行の内容
21:24 書面等による申立て等に係る電子化
24:24 送達について
32:56 当事者の申出による期間が法定されている審理の手続の特則
35:52 訴訟の終了
40:02 和解について
40:31 簡易裁判所の訴訟手続きに関する特則
44:38 民事訴訟費用等に関する法律の見直し
47:24 民事訴訟法改正後の司法書士会の取り組み
48:02 日本司法書士会連合会の動き
53:18 東京司法書士会の動き
58:08 大阪司法書士会の動き
1:02:40 大阪簡易裁判所との懇談会の議題2
1:07:25 大阪司法書士会が今後、どうしていくか
1:11:07 質疑応答 1:12:46 電話会議とweb会議の区別
1:13:35 web上での証人尋問等の際に、証人と本人が別の場所にいることは可能なのか
1:16:05 模擬web口頭弁論、web弁論準備手続が行われたのは東京の裁判所か→映像は後から確認できるのか
1:17:13 司法書士会では裁判のIT化のための実験の予定等はあるか
1:19:59 大型スクリーンの大きさがどのくらいなのか
1:24:45 webexの使い勝手の良さについては個人的意見なのか、それとも何かに基づくものなのか 1:30:29 弁護士会館の部屋は使えるが、司法書士会館の方の部屋はわからないといっていたのは何か制度的な違いがあるのか
1:34:59 裁判所は、証人は裁判所にいないといけないと思っていて、本人については本人の代理人と一緒に事務所から参加することもあり得る、というようにうかがっていただが、その見解で間違いはないか
1:41:19 医療現場から見て、オンラインで行うのとリアルは違うと思うが、そこに工夫はされているのか
1:44:33 Mintsを関西にも配置するというのはあまり経費がかからないことなのか→普通のインターネットと何が違うのか
1:48:37 オンラインでODRを行った例はあるか、ある場合にはその際の印象、実際との違いを知りたい
1:51:31 まとめの言葉

